DPT-RP1とBOOX NOTE PROを比較してみる

一通り使ってみたので、DPT-RP1とNOOX NOTE PROの感想を。

 

大きさ

元々サイズが違うので、比較ができないのですが、DPT-RP1(以下DPT)の方が薄いため軽く感じます。同程度のサイズのDPT-CP1ならBOOX NOTE PRO(以下BOOX)よりも取り回し良いのではないかと思います。BOOXだと、長時間片手で持つのは結構厳しいです。

 

書き心地

どちらもレイテンシーが少なく、書き心地が良いです。

ソニーの方は元々表面がざらざらとしていて、フェルト芯を使うと鉛筆のような書き心地で気持ち良いです。ただ、専用のペンなので、交換することができません。また、充電が必要なので、電池切れの心配があります。普段は電池が少なくなると画面に警告が出るので気づくのですが、充電を忘れて書けないこともありました。

BOOXの方はそのままだとボールペンのような書き心地ですが、フィルムを張ることで鉛筆のような書き心地にすることもできます。ワコムのペンに対応しているものなら他社のペンも使えるようです。ペンを変えることで書きごごちを変えることができます。

 

バックライト

BOOX にはバックライトが搭載されています。

で、やっぱりライトは便利です。

少し薄暗いだけでも見にくくなるので。。。オンオフの切り替えも簡単にできます。

 

PDFリーダー

DPTの方はページ送りなどの反応がよく、ストレスなく読むことができます。

フィルムのせいかもしれませんが、BOOX はスワイプによるページ送りの反応が遅れることがあります。楽譜として使うとき、めくれなくて焦ることが多いです。

 

データーの転送

DPTは専用ソフトを立ち上げ(ここが面倒くさい)、本体の電源を入れると自動的に同期してくれます。PCのフォルダとも同期できます。

クラウドと直接同期してくれるようになれば、スバラシイデバイスになること間違いないと思うのですが・・・

あと、BTやwifiを入れっぱなしにしていると、電池の減りが早いです。こまめにON/OFFしたいのですが、いちいち設定画面に行くのが面倒くさい。

BOOXはANDROIDなので有線で接続して直接ファイルを転送してもそれほで手間ではありません。アプリを使えばGOOGLEのフォルダと同期もできるようです。

手間を考えるとどちらの機種も同程度の使い勝手です。

 

アプリ

BOOXはアンドロイドなので、アプリを入れることができます。ただ、pdfを見る、ノートをとるという目的以外に使うことが少ないので、アプリを入れられる恩恵をあまり感じません。

 

プリント機能

DPTにはプリント出力機能があります。これがなにげに便利です。ちょっとした文章などを印刷機能からDPTに出力することができ、同期するのに一手間かかるものの、すぐに持ち歩けます。ペーパーレスを実感できます。

BOOXでも、GOOGLE DRIVEにPDF出力→同期すれば、同じような事ができますが、DPTの方が手間を感じさせません。

 

ペン

DPTのペンは専用品です。軸が太めで、重めのボールペンのような感じです。軸はプラスチックとフェルトの二種類があり、書き味を変えることができます。

もともと本体の表面に加工がされているので、フェルト軸で書くと鉛筆で書いているような感触がします。ただ、軸が削れていくのも早く、頻繁に軸の交換が必要なのですが、専用品のため価格が高いのがいまいちです。

一方BOOXは社外品のペンも使用可能です。DIGNOS用のペンを使っていますが、書き味は劣るものの、替え軸はお安く済みます。

 

というわけで、DPTの方は、じっくりPDFを読んだり書き込んだりするのに向いていて、論文や楽譜などを持ち歩いたり、家の書類等をまとめてしまうといった用途に向いています。

一方BOOXは、持ち歩いて、出先でさっと文章を読みたい、書き込みたいという用途に向いているように思います。